ハゲタカ鷲津の名言、夢にお金は投資しない

  「私は 夢にお金は投資しない

   なぜなら 夢というのは
   実現する意志のない人間が使う
   言葉だからだ。」

ドラマ「ハゲタカ」の主役、鷲津政彦の言葉ですね。

いや~、カッコイイ言葉です。

と言いながらも、考えるとドッキリしちゃう言葉でもあります。

正直、私もちょっとドッキリしてしまった方です。

  「夢」

きれいな言葉ではあるんですが、でもその陰に、

   弱さも隠れている

ようでもあって

そこを容赦なく突かれてしまった、そんな気がしてしまいます。

もしかして、怒鳴りつけられたのは、観ているこの自分なんじゃないだろうか?

そんな気にさえさせられてしまうような、インパクトのある言葉でした。

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私は 夢にお金は投資しない 厳しい言葉が>

大蔵省の前で割腹自殺に追い込まれた父親の死を教訓に、

アメリカで実力で投資家としての地位と力を身につけた、主人公の鷲津政彦が、

日本に戻ってきて、日本の再生を目指し

  「外資のハゲタカ」

と呼ばれることもいとわず、頑張ります。

そんな鷲津のことを、松平貴子がこんな風に言ってました。

  その人は言った…
  この国は腐ってしまったと
  ・ ・ ・
  そして こうも言った
  だから 自分が
  この国を壊してやるんだと

そしてその鷲津は、講演会で

  Scrap & Build
  と言いたいところだが
  Scrap & Bird
  壊して 羽ばたけ

そんな鷲津のところに、ベンチャービジネスの若き社長、天宮くんが

  鷲津さんのお力で 僕らの夢を
  叶えさせてくれませんか?

と頼み込んできた時の、鷲津政彦の言葉でした。

 「私は 夢にお金は投資しない

  なぜなら 夢というのは
  実現する意志のない人間が使う
  言葉だからだ。」

そして、守るべきもののためにあがき続ける人間のことを

  そういう人間は
  夢なんて語らない

  明確な目的と
  それに伴う行動が全てだ

何とも厳しい言葉です。

でも、単に厳しいだけではないのかもしれませんね。

覚悟を示さなければ 動くことはないでしょう

こんな鷲津政彦ですが、いったいどんな考えの人物だったんでしょうか。

経協連の会長の西澤という人物が、企業再生の第一人者と言われる芝野健夫という人に

帝都重工というマンモス企業の危機を救ってくれるように頼んだ時のことです。

芝野の言葉

  この仕事は
  私一人の手には余ります
  もう一人 パートナーが必要です

  その男が引き受けてくれるなら

そしてさらに、会長の西澤に

  会長は ご自身の身を切る覚悟を
  お持ちですか?

  覚悟を示さなければ
  その男が動くことはないでしょう

と、鷲津のことを語っていました。

  覚悟!

鷲津にとって、この「覚悟」があるかどうかが、とても重要だったようですね。

そういう意味で若い天宮社長は、どんな風に鷲津に頼んでいたんでしょう。

天宮社長の言葉です。

  鷲津さんのお力で 僕らの夢を
  叶えさせてくれませんか?

さらに、

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  鷲津さん 僕らが羽ばたくためには
  誰かの助けが必要なんです!
  一緒に夢を追いかけてくれる人が

  あなたの話を聞いて
  「この人なら」って
  思ったんですよ。

でも、どうやら鷲津には受け入れてもらいないようで、

  僕らみたいに 力もない
  金もないような人間の気持ちが
  わからないですよね?

ここで、とうとう鷲津が怒ってしまいました。

  ふざけるのも いい加減にしろ!
  どこまで甘ったれてるんだ

天宮社長にはまだ、「明確な目的と それに伴う行動」がないと言いたいようでした。

そして鷲津は、最後には

  その被害者根性と
  他人まかせの考え方を
  徹底して捨てろ

  そして 自力で飛ぶ覚悟を持て

と言い放ちました。

言われて、天宮社長の言葉をよく聞くと、鷲津に助けてほしいという言葉だけで、

自分が何をするのか、と言う「覚悟」が聞こえてこなかったんですね。

天宮社長、ピンチです。

足をなめろと言うなら なめてやる。 頼む…

それなら、どうすれば鷲津に納得してもらえるんでしょうか。

私にはその答えが、鷲津と仕事上で相対したファインという会社の

  滝本誠一郎社長

にありそうに思えます。

あけぼのという会社の買収競争で、鷲津のライバルとなった滝本社長が、

形勢挽回のために、鷲津に土下座をします。

  お願いだ 鷲津さん
  あけぼのを諦めてくれませんか?

そうして、10億円の現金を見せて、鷲津にプレゼントすると言います。

でも、そこは鷲津さんです、

  さすがは滝本社長
  こういう手は
  使い古されていますよ

それでも滝本社長、鷲津の足にすがって

  今 ここで足をなめろと言うなら
  なめてやる!

  頼むから…
  俺の邪魔をしないでくれ…

必死で鷲津の足にすがって頼み込む滝本社長に、鷲津さん

  愉快な余興を
  ありがとうございます

と交わして去りました。

でも、鷲津はこの滝本社長に、ある意味敬意を払っていたようにも思えます。

そう

  「覚悟」と「必死さ」

があったんですね。

鷲津はこの滝本社長に、後日

  あなたは貪欲で 優秀な経営者だ

  その姿勢を貫けば
  100年後もファインは生きている

  その頃には
  ファインも 老舗と呼ばれる企業に
  なっているでしょう

として、評価をしているようでした。

これが「夢」を脱却して、「明確な目標と それに伴う行動」を持つ人物として

見ていたような気がします。

おまけ 天宮くんの巻き返しはなるか?

鷲津に

  甘ったれるな!

と怒られてしまった、若い天宮社長は、その後巻き返せるんでしょうか。

鷲津に「覚悟」を見せることができるんでしょうか。

楽しみです。

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