高橋一生さん主演のドラマ「東京独身男子」の第1話、
高橋一生さんの演じる石橋太郎くんが、元恋人の竹嶋舞衣ちゃん(高橋メアリージュンさん)に3年ぶりで会った時のこと、
太郎くんは衝撃の言葉を聞いてしまいました。
Https://youtu.be/G-PX51WKCiM
衝撃の返事が・東京独身男子
太郎くんの元恋人の舞衣ちゃんは、3年前にロンドンに転勤してしていたのでしたが、
太郎くん、舞衣ちゃんが実は昨日日本に帰って来たという情報をSNSで見てしまい、
喜び勇んで舞衣ちゃんのところに行ったのでした。
ところが会ってみると舞衣ちゃんは
「私たち
前に会ったこと
ありましたっけ?」
と、全く思いもよらない衝撃の答。太郎くんショックで頬を引きつらせてしまいました。
激しく落ち込む太郎くん、気の毒・・・ なんですが、
よく考えると、太郎くんの事情はSNSを見る前とほとんど変わってないですよね。
SNSを見る前までは舞衣ちゃんはロンドンに去ったままで、二人の間に約束などはありませんでした。
でも
SNSを見る前は平常心で、
今は激しく落ち込んでいます
これ、どうして?
が今日のテーマです。
コントラストが知覚を決める
どうやら人はいいか悪いかを判断するのに、何かと比較をしないと決められないようです。
たとえば「年収が200万ペソだ」と聞いて、その人が羨ましいかどうか、普通わかりませんよね。
でもフィリピンの「平均年収は23万ペソです」、なんていう情報を知った途端に、ちょっとその人のことを羨ましく思うかもしれません。
「影響力の武器」という本ではこのことを
知覚のコントラスト
と呼んでいました。
太郎くんもSNSを見るまでは前日と比較して変わりなし、だったので平常心だったわけです。
でもSNSを見た途端に
希望
が湧いてきたのですね。この変化が太郎くんの気分をおおいに向上させてくれたのです。
でも、舞衣ちゃんからの思いがけない返事を聞いてしまい、こんどは逆の変化が太郎くんをひどく落ち込ませてしまったんですね。
返事の前後の比較の結果が悲劇的だったということです。
「影響力の武器」の中では、最初に10ドル貸してと頼んで断られた後で5ドル貸してと頼むと貸してもらえる可能性が高まるとのこと、
10ドルと5ドルのコントラストのせいですね。。
また、子供の試験の点数が80点だった、と言われてもこれだけだといいのか悪いのかよく分かりません。
つい、
〇〇ちゃんは何点だった?
平均点は何点だった?
なんて聞いてしまいます。その後で怒ったり喜んだりするんですね。
幸福と不幸は交互にやってくる
「幸福学白熱教室」という番組で「幸福度は自然に戻る」ということが言われていました。
愛する人がなくなった人でも
2年後には幸福度は元に戻っている
もちろんこれはあくまで平均の話です。例外はあるでしょう。
これはたとえば収入が増えた時、その瞬間は嬉しくても(幸福度が増しても)、
それに慣れてしまって(比較するものと同じになり)幸福度は元に戻ると言えます。
その逆もまた同じということなんですね。結局
幸福と不幸は
交互にやってくる
ということになりそうです。空腹と満腹が交互にやってくるみたいですね。
おまけ
綾小路きみまろさんのお話しの中に
女性が綺麗に見えるコツ
=自分より若くて綺麗な人に近づかない!
がありました。
まさに的を得ていますね。