父の日のプレゼント・60代無趣味の私が欲しいものを本音で語ります

いつしか60代も半ばを超え、父の日母の日のプレゼントをする相手はもういなくなり、

いまでは父の日のプレゼントを貰うばかりになっていました。

そんな私が、父の日に我が子からのプレゼントに、

  いったい何を貰ったら嬉しいんだろう?

と考えてみました。

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父の日のプレゼントで嬉しかったことは

  父の日のプレゼントをしたいけど
  お父さんは無趣味なので
  何を贈ったら喜ばれるのか分からない

なんて悩んでいる声がよく聞かれますね。
そういう私も「無趣味」です。

子どもに「何を貰ったら嬉しい?」と聞かれたことがありましたが、頭には何も浮かびませんでした。

本だったりDVDだったり飲み物だったりは、欲しいと思った時には自分で買うし、
欲しいと思わないものは欲しくないし・・・

あまり欲しいとも思わないもののために子供に散財させるのも本意ではないし・・・

じゃあ、何を貰っても全く嬉しくないのかというと、実はそうでもない面もあるんですね。

何年か前に貰った「小銭入れ」、机の奥にしまってあったのですが、

先日、それまで使っていた小銭入れがちょっと古くなって、新しいのを買おうかな?なんて考えていた時、
たまたま、机の奥のその小銭入れに気づいてしまったんです。

  おぉ、いいのがあった!

ということでその小銭入れを使い始めようとした途端、それが子供から以前プレゼントされたものだったということを思い出したんですね。

懐かしさがよみがえるとともに、

  胸の奥がジーン!

となってしまいました。

  そうだ!
   あの時のだ!

日常の何気ない瞬間に、ふとしたことで思い出す子供からのプレゼントの品、
それを見て、ひとりこっそりとほくそ笑んでいる自分がいました。
ひとり密かに幸福を感じた瞬間です。

でも子供からプレゼントを貰った時は

  わぁ! 嬉しい!
   ありがとう!!!

とはなりません
きっと思いっきり喜んであげれば、子供も喜ぶだろうことは分かってはいても、なかなかできることではありません。

クールに「おぉ、ありがとう」とか言って、やがてそっとどこかにしまっています。

可愛くない親父だと、自分でも分かってはいるんですよ。

父親が無趣味ということの意味

そして考えてみると、私も無趣味の親父です。仕事はまだ、細々とはしているんですが。

時間はある程度はあるはずなのに、これといった趣味はありません。

  何か欲しいものない?

と子供に聞かれて、答えられません!

  どうして、趣味がない?

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自分でもちょっと不思議に思いながら、なぜだろうと考えて出た答えは、

  趣味のための
  心の余裕がなかった

ということでした。

  将来のこと、老後のこと、子供への責任、保険は、仕事は・・・
  もっとしっかりしなければ・・・

こんな無言の重圧の中で生きてきたような気がします。

 「うちは貧乏なんだからね!」

妻が子供に言い放つこんな言葉を聞いて、内心密かにドッキリとしたりします。

楽しみと言えばせいぜい付き合いと称した飲み会だったり、野球観戦などを単発的にする程度なんですね。

あとは仕事に関係しそうな勉強なども、趣味みたいなものだったのかもしれません。

最高のプレゼントは何なのか?

そんな親父(私)にとって嬉しいプレゼントはあったのか?

そんなことを考えた時、答えは

  ありました!

それは、

  レストランでの食事会

でした。

我が子が手際よく注文を取りまとめ、店員さんに注文をしてくれる姿を見て、

  成長してくれた

と感じるとともに、私自身が

  親としての責任を
  果たせたのかもしれない

と感じる瞬間に、ほっとしてしまいました。
するとその後は、安心して食事と飲み物を楽しむことができたんですね。

世の中には趣味がたくさんあって、日々を大いに楽しんでいるお父さんもたくさんいる一方で、
無趣味なお父さんもたくさんいるようです。

もしかしたら、無趣味なお父さんたちは

  自分のことよりも
  いつも家族のことを
   気にかけている

ということなのかもしれません。

もっとも、なかなか手に入らない野球のチケットなどを手に入れてくれて、一緒に観に行ってくれるなんていうのは、
私なら嬉しいですね。

まとめ

父の日のプレゼントを貰う立場で、無趣味の自分を振り返ってみました。

自分のことよりも、家族のことや将来のことなどを考えることが多く、
その分、自分の趣味に費やす心の余裕と時間がなかったような気がします。

それだけに、子供が成長してくれたと感じることができた時は嬉しいし、
貰ったものが、貰ったその場ではそれほどの感激はなくても、
後になって、貰った時の記憶とともにジンワリと効いてくるものもあるということも感じます。

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