クリスマス絵本・しかけ絵本
まもなくクリスマスですね。
我が子にもクリスマスのプレゼントをそろそろ用意する時期です。
子どもも大きくなってきたことだし、今年はいつもよりちょっと贅沢めのしかけ絵本でもプレゼントしましょうか。
しかけ絵本とは言っても、小さな子どもでもみることができる、簡単なしかけで動くしかけ絵本から、大人が楽しむための、本格的なアートを思わせるような絵本まで様々です。
ここではその一部を取り上げてみました。
ただし、ネタバレを含みますので、ご了解ください。
サンタ編、しかけ絵本編、読み聞かせ編、大人編、
赤ちゃん編、幼児編、園児編、低学年編
豪華なしかけの絵本
<不思議の国のアリス (とびだししかけえほん):ロバート・サブダ>
不思議の国のアリスという有名な童話のしかけ絵本版です。
この飛び出ししかけ絵本は、ページをめくるたびにワクワクドキドキで、信じられないくらい大きなしかけが飛び出してきます。
いろんな意味で、子供向けというより大人向けと言ったほうがいいかもしれません。大人が見ても感動してしまいそうなしかけ絵本と言えます。
ちょっと高価ですが、それだけの価値はあると思えます。
ただし、子どもが扱うには難しい、というよりもすぐに破いてしまいそうな繊細な作りです。
子どもに見せる時は大人が取り扱ってあげるようにしましょう。
下は思いっきりネタバレがありますので、見る方はそのおつもりでお願いします。
不思議の国のアリス・とびだししかけえほん
クリスマスに彼女にあげると、感動されるかもしれません。
<オズの魔法使い (とびだししかけえほん):フランク・バウム>
物語は有名な「オズの魔法使い」です。
このしかけ絵本は、とにかく各ページごとに飛び出してくるしかけにびっくりさせられてしまいます。
各ページの中にさらに別のページもあり、ただページをめくるだけじゃないのがワクワクさせてくれて、驚きの連続です。
この絵本は繊細なしかけ絵本なので、小さな子が扱うには無理があるようです。丁寧に扱うことができるようになる年齢になってからの方がいいかと思われます。
ただし、大人にとってもとても楽しいしかけなので、大人が子どもと一緒に見て楽しむのもいいかと思います。
下は英語版ですが、参考までにどうぞ。ただしネタバレになりますので、その点はご承知ください。
オズの魔法使い (とびだししかけえほん)
<ナイトビフォークリスマス:ロバート・サブダ>
本を開くとプレゼントを片手にしたサンタクロース、何頭もつながったトナカイなど、
しかけ絵本というよりも、むしろ
「ポップアップアートの世界」
という方が適した感じのしかけ絵本です。
細部までこまかく立体的で、アイデアも素晴らしいです。
クリスマスシーズンになると思い出す、特別な一冊といえるでしょう。
動く絵本、とびだす絵本を味わってみてください。
ネタバレありますので、ご注意ください。
簡単で楽しいしかけ絵本
<まどから おくりもの:五味太郎>
そりじゃなくてヘリコプターで登場するサンタさんが、いきなりびっくりさせてくれます。
その割にちょっとオッチョコチョイのサンタさんが、クリスマスイブの夜に騒動を起こしてくれます。
まどからちらっとみえた住人が、実は思いがけない姿だったりして。
絵本のまどからも次のページがみえるなどのしかけがとても面白く、大人が読んでもとっても楽しめます。
子どもが読んでも、毎回新しい発見をすることもできます。
本当はハッピーエンドだということに、子どもはいつごろ気づくのでしょうか?
ネタバレありますので、ご注意ください。
https://youtu.be/c4pL7ikUDAE
<ゆかいなゆうびんやさんのクリスマス:ジャネット・アルバーグ>
クリスマスイヴにお手紙を届けるゆうびんやさんです。
さて、ゆうびんやさんはどんな手紙をどんな人たちに届けるのでしょう。
このしかけ絵本は、配達されるお手紙が封筒に入っているところが、いい雰囲気を出してくれています。
入っているものも、手紙だったりパズルだったりすごろくだったりと、楽しさいっぱいです。
ところで、イラストには他の様々な童話に出てくる登場人物などがいるようです。
よーく見ると隠れキャラを見つけることができるかもしれません。これは楽しみですね。
ただし、しかけ絵本の宿命と言えましょうか、封筒の破れやお手紙の行方不明はあるていど覚悟が必要かとも思われます。
<コロちゃんのクリスマス:エリック・ヒル>
小さい子に人気の犬のコロちゃんです。
かわいらしいイラストと楽しいしかけがあって、
しかけは小さな子でも簡単にめくれる、やさしいしかけです。
ストーリーも比較的簡単なので、小さな子にも向いています。
ネタバレありますので、ご注意ください。
https://youtu.be/mnSCtFP5v6w
ペネロペシリーズの絵本
<ペネロペようちえんへいく:アン・グットマン>
コアラの赤ちゃんペネロペが幼稚園で、絵の具をつかったり、お外で遊んだり、お誕生日会だったりと、楽しいことがいっぱいです。
ペネロペがでんぐり返しをしたり、赤と青の絵の具を混ぜるとちゃんと紫色になるなど、
とても精巧なしかけがたくさんあって、子どもたちには人気です。
しかけの楽しさは文句なしなのですが、やっぱり小さな子にはこわされやすいことは覚悟が必要でしょう。
あるいは4歳ぐらいまで待つ、という考え方もあるかもしれません。
ネタバレありますので、ご注意ください。
<メリークリスマス、ペネロペ!:アン・グットマン>
アニメ、ペネロペの愛らしさとしかけの面白さが一体となったしかけ絵本です。
このしかけ絵本は子どもが実際に手でさわって動かして楽しむというもので、
自分の指先で大好きなペネロペが動くということに、子どもにとってはとても刺激的で、大喜びです。
ただし、しかけ絵本の宿命ともいうべき壊れやすさは、このしかけ絵本の場合も例外ではありません。
小さい子が自分で動かしたら、かなりの確率ですぐに破かれてしまうということは、覚悟しておく必要があるかもしれません。
まとめ
これは単なる個人的な感想ですが、絵本選びに少しでも役立つなら嬉しいです。
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