サンタクロースの歴史はどこから?子供へのプレゼントと日本での衣装はどうなってるの?

毎年やってくるクリスマスには、サンタクロースがつきものですね。

そして、その「サンタクロースがプレゼントを持ってやってくるんだよ」、

って子供に教えて、夜中にこっそり買っておいたおもちゃを

子供の枕元だったり、くつしたの中だったりに

  「目を覚ましたりしないだろうな?」

なんてはらはらしながら置くんですよね。

そして、次の日の朝、

  「わぁあ!

   サンタさんがプレゼントを

   持ってきてくれたよ!」

なんて子供が喜んでくれたりしたら、親はそれこそ子供以上の大喜びです。

   親冥利につきる瞬間

を味わうことに、今年もなるかのも…

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サンタクロースの歴史ってどうなってるんでしょう

こんなクリスマスとサンタクロースのサンタクロースなんですが、

どうしてこんな話ができたか知ってますか?

この、サンタクロースにまつわる伝説というか、逸話というか、

実はこれがたくさんあり過ぎて、いったいどれが本当やら分からなくなってるんですが、

次の話が結構有力な説みたいなんです。

時は4世紀半ば(ずいぶん昔の話ですね!)、トルコ(小アジア)に

聖ニコラウスという貴族が住んでいました。

この人、とってもお金持ちだったんですが、同時にとっても優しい人でもあったんですね。

いつも、貧しい人や困っている人を助けてあげてたんだそうです。

で、ある時、近所に3人の娘を持つとっても貧しい貴族が住んでいたのですが、

あんまり貧くて、娘を売らなければならなくなっちゃいました。

そこで先ほどの聖ニコラウスという貴族が、貧しい貴族を助けてあげようと、

夜中にこっそり、その家の煙突から金貨の入った袋を投げ込んだのだそうです。

そのお金で娘は救われて、後には結婚することもできました。

ちなみに、煙突から投げ入れた金貨の入った袋は、暖炉に干してあった

くつしたの中に入ったんだそうです。

伝説はその他にも、三人の子供が殺されて塩漬けにされてしまったのを、

聖ニコラウスが生き返らせた、なんていう怖い伝説もあるようですが、

日本では残酷な伝説があまり好まれないみたいで、こちらはあまり知られていませんね。

でも、フランスでは童謡にまでなっているようです。

サンタクロースは子供にプレゼントを贈るんだ

そして、こんな優しい聖ニコラウスの話がみんなに好まれた結果、

聖ニコラウスは

  子供にプレゼントを贈る、

   優しいおじさん

というイメージが定着したのでした。

聖ニコラウスにまつわる伝説や逸話は、この他にもたくさんあって、

いつしかニコラウスは、船乗りだったり商人だったりパン職人だったりと、

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実に多彩な経歴が作り上げられ? ビザンチン帝国ではニコラウスの名前が

つけられた教会がいくつも建てられるなど、

  「ニコラウスブーム」

にまで発展してしまいました。

そして、これらの伝説の中のニコラウスはいつも子どもたちや貧しい人たちを

助ける、優しい人であり続けました。

こんな話が、少しずつヨーロッパ中に広まっていって、いつの間にか

  「よい子には
   聖ニコラウス様が
   贈り物をしてくれる」

という言い伝えが、ヨーロッパ中に広まって行ったのでした。

そして、この話はオランダにも伝わったのですが、

オランダ語で、聖ニコラウスは

   シンタクラース

なんですね。どうやら、これがサンタクロースの語源のようです。

こんな風にして広まったサンタクロースですが、その姿は一筋縄ではいきません。

ヨーロッパでは、広まっていく先々で、いろんなサンタクロースが生まれました。

ドイツでは「ヴァイナハツマン」、フランスでは「ペール・ノエル」だったり

するんですが、こちらのサンタクロースは、日本でイメージする明るくて

陽気なサンタクロースとは違って、どこか暗くて陰のあるサンタクロースなんです。

中には妖怪のようなサンタや、女サンタなんかもいるようですよ。

真っ赤なサンタクロースの衣装はどうして?

ところで、じゃぁ、日本でよく見る、

  陽気で真っ赤な

   サンタクロース

って、どこでできたの?

というと、

もともと聖ニコラウスが着ていた服が、赤く描かれていることも多いんですが、

これは聖ニコラウスが司教だったからのようですね。

聖ニコラウスが生きていたころ、司教は自らの命を投げ打っても

他の人を助けるんだ! という意味で、赤い色の服を着ていました。

血を流しても人々に尽くす、という意味なんですね。

でも、いまのサンタクロースのイメージは、聖ニコラウスの司教の赤から

きたのではなく、サンタクロースがアメリカにわたった後、コカ・コーラ社が

1931年に販売キャンペーンのためのキャラクターとして利用したからなんです。

サンタクロースを起用して、もともとのコカ・コーラ社のシンボルカラーの

赤と白を使って、現在の衣装をデザインしたことがきっかけで、

世界に幅広く広まったんですね。

ところで、サンタクロースが日本に登場したのは、1870年代のことです。

でも、明治時代のこのサンタクロースは、武士の格好にカツラで

   殿様みたいな

   サンタクロース

だったそうです。

でも、アメリカでコカ・コーラ社の作ったサンタクロースが広まると、

日本でも、このタイプのサンタクロースが広く知られるようになり、

その後に、デパートなどが販売のために一斉にサンタクロースを取り入れたことなどで、

現在のサンタクロースが定着するようになりました。

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