サンタクロースって嘘?信じることの意味と子供への説明を考える

子供に、サンタクロースがプレゼントを持ってくるなんていう嘘をつくのはよくない!

なんていう話を聞くことも結構あるんですが、本当ですか?

多くの人は、サンタクロースが実際にはいないと思ってはいても、

子供には

   サンタさんが

   プレゼントを持ってきてくれた

なんて言って、枕元やくつ下の中なんかに入れて、楽しんでいる人が多いようです。

親が子供に話すサンタクロースの話って、嘘ということになっちゃうんでしょうか?

私には、これが嘘とは言えないように思うんですが。

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サンタクロースって嘘なんですか?

サンタさんからのプレゼントだよ、と言って子供にクリスマスのプレゼントをあげる

お父さんお母さんがいる一方で、

   サンタクロースが

   プレゼントを持ってくるなんて

   嘘つき!!

なんていう意見もあったりします。

よく聞くと、それまでサンタクロースを信じていたのに、友達に

   あれは親だ!

   お前、まだ信じてるのか!

なんてバカにされて、

   友達の前で大恥をかいた!

とショックを受けて、親を罵倒しながら大泣きをしてしまった話なんかを聞くと、

ちょっと可哀そうになっちゃいますね。

そうじゃなくても、

   サンタクロースが嘘だってこと

   子供にはいつごろ

   どうやってバラしましょうか

なんて悩んでいる人は、たくさんいますよね。

ということは、やっぱりサンタクロースは嘘だったって、

思っているっていうことなんですよね。

でも、サンタクロースって、ある意味

   子供の世界の話

なんですよね。

サンタクロースを信じることの意味は何?

もし大人同士だったら、サンタクロースがプレゼントを持ってきた、

なんて言うことはないですよね。

もしそんなことを言ったんなら、それは明らかな冗談でしかありません。

ということは、

   子供がいるからこそ

   サンタクロースもいる

ということじゃないでしょうか。

つまり、

   サンタクロースは

   子供の世界に住んでいる

と言えるでしょう。

なので子供とサンタクロースのことを話題にするときは、

   子供の世界に

    お邪魔する!

ということが原則になるんだろうと思います。

ところがこれが、大人の世界の理屈でサンタクロースを考えてしまうと、結果、

   嘘か本当か?

なんていう話が出てくるんじゃないでしょうかね?

たとえば子供と怪獣ごっこで遊んでいて、子供が

   バーン!

すると、お父さん怪獣が

  「やられた!」

なんて倒れたとき、子供だって本当にお父さんが死んだわけではないことは、

十分に分かっていると思います。

それでも、

   子供の世界での

    お父さん怪獣

は、確かに死んじゃうんですね。

これは、大人がとっくに忘れてしまった、

   子供だけの

   特別な世界!

あの歌の中にもある、

   子供の時にだけ、

    あなたに訪れる

   不思議な出会い

サンタクロースとの出会いも、この不思議な出会いのひとつなんだろうと、私は感じます。

なので、大人の世界での本当のこと

   ディズニーランドで

    ミッキーマウスの中には、人が入っているんだよ

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    ネズミが言葉を話すなんて、嘘

   おままごとの包丁は、本当は切れないよ

    そして、おままごとの食べ物は

    本当は食べられないよ

なんて、いちいち子供に教える必要は、全くないような気がします。

そしてこの、「子供の世界」あるいは「小さな世界」はいつなんだろうか?

ということなんですが、きっと

   3歳~9歳

なんじゃないかと思います。

「ワタシ」、「ぼく」という言葉を使えるようになる3歳ごろから、

「神経衰弱」が急に弱くなりだし、大人の理屈の世界に入っていく9歳~10歳あたり、

この6年間という短い間だけは、サンタクロースのいる子供の世界に

一緒に入ってあげてもいいと思います。

そのかわり9歳を過ぎたら、

   サンタクロースがプレゼントを…

といった話は要注意かもしれません。

大人と同様、理屈でサンタクロースの存在を考え始めるので、

そろそろ軟着陸を考えておいたほうたいいんでしょうね。

でも、どうして怪獣ごっこで怪獣になって遊ぶ時、お父さんが怪獣だなんて嘘だ!

なんていちいち考えないのに、どうしてサンタクロースの時は

   本当にいるの、いないの?

なんて、真剣に考えなきゃいけないんでしょうか?

考えるにきっと、怪獣ごっこがその場で終わるのに対して、

サンタクロースとプレゼントの話は

   毎年あること

そして、いつかは

   子供の世界が終わること

にあるんじゃないかと思います。

この、子供の世界が終わった時に、子供から

   嘘つきだ!

と言われるのが怖いので、初めからサンタクロースなんていないんだ、と

逃げてしまいたくなるんじゃないかな?

それならば、子供から 「嘘つきだ!」 と言われたときに

   嘘じゃない!

と言える説明があればいいんですよね。そうです、

   理論武装!

をしておけば怖くないんですよね。

サンタクロースを子供に説明する方法

   サンタクロースなんて本当にいるの?

なんていう子供からの問い詰めに何と答えるか、その「逃げ口上」を考えてみましょう。

【その1】

サンタクロースはいます。

けれども、子供たちは世界中にとてもたくさんいるので、サンタさんがひとりで

プレゼントを作ったり、子供たちのところに届けることは、いまはもうできません。

それに、昔と違って、いまは子供たちが欲しがるオモチャやものがとてもたくさんあって、

サンタさんには何をあげれば喜ばれるかも分かりません。

そこでサンタさんは、みんなの家のお父さんやお母さんに、子供たちが何を欲しがって

いるのかをこっそり聞いてもらって、サンタさんの代わりに、お父さんやお母さんに夜

枕元にこっそり置いてもらうんです。

だって、サンタさんも勝手に家の中に入っちゃいけませんからね。

そして、もう煙突のある家もありませんしね。

それに、サンタさんを手伝うのは、お父さんやお母さんだけじゃなくて、

作ってくれる人だったり運んでくれる人だったり、大勢の人が手伝っているんですよ。

あなたも、いつかはサンタさんのお手伝いをする時がきますよ。

【その2】

最初のサンタクロースは、いまのトルコに住んでいた、聖(セント)ニコラウスという人でした。

この人は、貧しい家の子供たちにプレゼントをあげて、喜ばせていました。

この素敵な話を聞いた人が、たくさん聖ニコラウスの真似をして、その人たちが

サンタクロースになりました。

サンタクロースは世界中にたくさん、それも何年も何百年にもわたっていました。

そして今もいるんです。

フィンランドにはサンタクロース村があって、世界中の子供たちを楽しませようと

たくさんのサンタクロース達が頑張っています。

でも、トナカイで空を飛んでプレゼントを運ぶことは、今はできません。

だけど、子供たちにはそんな風に思われたいんじゃないかな?

でも、聖ニコラウスのように、子供たちにプレゼントをあげたりして

喜ばせる人のことをサンタクロースって呼んだのだから、

あなたのお父さんお母さんが、あなたにプレゼントを贈ってくれたならば、

それはお父さんお母さんが、あなたのサンタクロースということなんです。

-以上ここまでー

で、なんか嘘くさい!って、バレると思いますか。

大丈夫です。言う前から、とっくにバレてるんですから…

そしていつかは、この子がさらにその子に説明をすることになるんです。

サンタクロースをするのは、言うなれば

   子供の世界に入っていく

    親の覚悟

なんだろうと思います。

まとめ

子供も、いつかは子供の世界を卒業します。

ただ時として、その時友達にバカにされたとか、いやな思いをしてしまったとか、

あるのかもしれません。

そのことは、その子にとってはつらいことかと思いますが、でもそれはある意味

   事故

に近いものじゃないでしょうか。

事故に合うのが怖いから、家の外には一切出さない、なんていう人がいないのと同様、

つらい目に合うかもしれないから、最初からバラしてしまおう、という必要は

ないように思います。

子供の人生の中でも、貴重な子供の世界の楽しみを、

サンタクロースで精一杯楽しませてあげられたら、と感じます。

他  サンタクロースの夢

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