クリスマスに読む絵本のおすすめ、赤ちゃんに絵本を

クリスマス絵本・赤ちゃん編

まもなくクリスマスです。

小さな赤ちゃん達もプレゼントに絵本を欲しがってるかもしれませんね。

そんな赤ちゃん達に適した絵本は何でしょうか、ちょっとピックアップしてみました。

もちろん赤ちゃんは字が読めませんので、大人が読んであげることになります。

言葉が分からない赤ちゃんでも、音には反応します。

  とんとん、 ころころ

みたいな擬音は赤ちゃんは大好きです。特に、リズミカルで繰り返しのある音は喜びますね。

そして赤ちゃんは、絵本の絵以上に読んでくれる人も顔を見ているとも言われるほどで、

読む人が楽しそうに読んであげると、赤ちゃんもより楽しく感じるようです。

赤ちゃんには楽しく読んであげましょう。

ただし、ネタバレを含みますので、ご了解ください。

  サンタ編しかけ絵本編読み聞かせ編大人編
  赤ちゃん編、幼児編園児編低学年編

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あかちゃんの絵本デビュー

 <いないいないばあ:松谷みよ子>

この絵本は、あかちゃんがはじめて出会う一冊として、長く世代を越えて読みつがれた絵本です。
  くまちゃんが、ほらね、
  いないいない…
  ・ ・ ・
  ばあ~
赤ちゃんが生まれて初めて目にするもの、それは「顔」だと思います。だから赤ちゃんは顔が大好きなんですね。

「いないいない~」のところで既に期待を持った顔をしてくれます。
少し間を置いて、「ばあ~~」っと現れた顔に、赤ちゃんは大喜びです。
赤ちゃん本の定番と言えるでしょう。
シンプルでテンポのよい言葉が、さらに楽しさをアップさせてくれます。

もちろん、本物の「いないいない、ばぁ」の方も大喜びですね。

 <ころころころ:元永定正>

色々な色をした小さな玉が転がり出します。一列に並んでころころ、ころころ。

文章は「ころころ」がほとんどですが、赤ちゃんは擬音の繰り返しが大好きです。
 「夕焼け雲の中を、みんなでころころー」
 「段々暗くなってきたぞ、ころころー」
 「風がつよいねー、ぴゅーぴゅー、ころころー」
玉の動きに合わせて、抑揚をつけて「ころころ」と読んであげると喜びます。
少し年齢があがると、自分で勝手にお話を作りながら読んだりすることもあります。

ページいっぱいにひろがる絵がとてもきれいで、「ころころころ」という楽しい音と一緒にみてると幸せになりそうです。
また読む方が楽しそうに読んであげると、子どももたのしくなる、そんな親子のコミュニケーションツールでもありますね。

読む人の中には、いろんな色の玉が生まれたばかりの赤ちゃんに見えてしまい、これから進む人生をみるようで感慨深くなってしまうという人もいます。

 <もこもこもこ:谷川俊太郎>

「しーん、もこもこ、にょきにょき」と膨れ上がったものが、「パチン」とはじけます。
ストーリーはあまりありませんが、単純な擬音の繰り返しで、子どもは大喜びです。

大人にとっては「何が面白いの?」といったところですが、子どもには大うけの不思議でおかしな世界の絵本です。

「ぷう」や「ぱちん」のところをジェスチャーたっぷりに読み聞かせると、子どもも真似をしたりして、より効果的に思います。
また、この本のよさを引き出すためには、ときどきほんの数回程度読むのではなく、何度も繰り返し読むことが大事かもしれません。

そして、読み聞かせにはちょっとしたコツもありそうです。


谷川俊太郎さん

 <たまごのあかちゃん:神沢利子>

「たまごのなかでかくれんぼしているあかちゃんはだあれ?でておいでよ」と呼びかけると、卵の中から次々と赤ちゃんが出てきます。
文章も繰り返し出てきて、リズミカルなことが好まれるのか、小さな子に好評です。

出てくる赤ちゃんは、大きさ、形、数などが少しずつ変化します。次はどんな赤ちゃんが出てくるかな? と、親子で楽しめる絵本です。はっきりした色使いとはっきりした形がとても可愛い絵本です。

大型版ならたくさんの子どもへの読み聞かせにも便利です。

あんよにおててにおつきさまも

 <おててがでたよ:林明子>

すっぽりとかぶった服から、赤ちゃんが手をだし、頭をだし、足をだしと、少しずつ服が体に変わっていきます。
からだのいろんな部分が分かり始めた子どもには、覚える楽しさがいっぱいの本です。
自分で着替えるためのヒントにもなりそうです。

そして、絵が可愛いので、読み聞かせしている人まで癒されてしまいそうです。
小さな子は擬音が好きなので、「ばぁ」や「すぽっ」などの読み方に注意をしてあげるといいかもしれません。

中にはときどき逆から読んでいくという人もいます。すると手や足が引っ込んでいくので、これまた受けてしまいそうですね。
そして、読むときに絵に合わせて手や足や頭をなでながら読むと、より効果的かと思います。

 <くつくつあるけ:林明子>

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表紙の絵のくつがお散歩に出かけます。
くつしか出てこないのですが、これが赤ちゃんには喜ばれるようです。
ぱたぱた走ったり、つま先でとんとんしたり、ぴょんぴょん跳んだりと、リズミカルな動きが楽しそうです。
くつだけなのに、自分が履いているような想像をしながら見ている子もいて、なお楽しそうです。

これから歩き始めようとする赤ちゃんには、くつは大切です。
まだくつと足が結びつかない子の場合でも、結びついた瞬間から突然興味を持ちだすかもしれません。

 <おつきさまこんばんは:林明子>

猫が屋根の上で寝そべっていると、周りが明るくなってきて、金色に輝く真ん丸のお月さまが出てきました。
 「おつきさまこんばんは」
ところがそこに黒い雲がやってきて、お月さまが隠れてしまいました。でも雲はすぐ去っていき、またお月さまが顔を出してくれました。

まん丸おつきさまの大きな顔が優しくて、子どもは大好きです。
一度隠れたおつきさまが、再び笑顔であらわれてくれて、まるでいないいないばあっ!みたいで、赤ちゃんも大喜びです。

ただ、ちょっと気を付けて欲しいことは、「くもさん」がやってきて、みんなに「めっ!」、「どいてどいて!」と言われてしまう場面があり、子どもによってはここで泣き出す子もいるようです。
読み聞かせる時は、「くもさん」にもちょっと優しい言葉でフォローしてあげるのが望ましいかと思います。

食べるの大好き、いっぱい食べましょう

 <はらぺこあおむし:エリック カール>

定番と言えるほど子どもに人気の絵本です。
大きなサイズのハードカバー版や、子どもが自分で読むのに便利な丈夫なボードブック版、持ち運びに便利な手のひらサイズだったりと、種類がいろいろあるので注意してください。

内容は、卵から生まれてちょうちょの幼虫(いもむし)が、たくさんのものを食べて成長し、最後には立派なちょうちょになるまでが描かれています。
CDもあるので、絵本と一緒に歌いながら読めばたのしさ倍増です。

この絵本で曜日の感覚や個数の理解ができてきそうですし、何より
子ども達がはらぺこあおむしの歌に合わせて歌ってるのは可愛いですね。

 <おにぎりくんがね‥:とよたかずひこ>

おにぎりくんが自分でにぎにぎして、自分でおにぎりになっていきます。
読んでる子供たちまで一緒に『ぎゅっ ぎゅっ』っと真似をして、おにぎりになっちゃいます。

 ♪おにぎりにぎにぎ食べてみな♪
 ♪煮えたかどうだか食べてみよ♪

繰り返しの言葉が多くて、何度か読むうちに子どもも全部覚えて一緒に歌いながら読みます。
親子で楽しく歌いながら読める絵本で、親子のいいコミュニケーションツールにもなりそうです。

ラスト近くの「しんぱい、ごむよう!」が決めゼリフですね。

 <くだもの:平山和子>

すいか、もも、ぶどう、なし、りんごなど、日常子どもたちが食べるくだものを、まるで実物かと思わせるほど鮮やかに描いた、いわば果物の画集です。

リアルな果物の絵と、食べる状態にカットされた絵が次々と出てきます。
そして、出てくるせりふは「さあどうぞ」だけです。

こんな単調なのに子どもの心をつかんでしまい、なんどもなんども読まされる大人には、
その良さがなかなか分からないかもしれません。
見ている子どもたちは、知らず知らずのうちに果物の名前を覚えていってしまいます。
小さい赤ちゃんでも、絵をじーっと見ていることも多いようです。

ストーリーに関係なく、どのページを開いても見開きで楽しめるので、子どもが一人で見ていることも増えそうです。

 <ノラネコぐんだん パンこうじょう:工藤ノリコ>

ある日、ノラネコ軍団が窓からパン工場をのぞいています。
そして、パン工場にこっそり忍び込んで、自分たちもパンを作るのですが、
できたパンが大きすぎて、
  バーン!
工場が爆発してしまいます。

 「こむぎこ」「ドバッ」
だったり、
 「しお、ちょいちょい」
などと言葉のテンポがいいので、小さい子にも喜ばれます。
ママと小さい子にピッタリの絵本です。

子どもにとっては、知っている形のパンが出てくると楽しいようで、パンの名前をどんどん覚えてしまいます。

よく見るとたちの悪いノラネコたちですが、その可愛さに癒されてしまいます。
悪だくみをしても、最後には反省させられてしまうノラネコ達です。
反省するノラネコ達の哀愁を帯びた後ろ姿が、ほろっとさせてくれます。

悪だくみと反省する姿が愛らしくて、
大人も子どもも笑顔になれる本ですね。

まとめ

これは単なる個人的な感想ですが、絵本選びに少しでも役立つなら嬉しいです。

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