クリスマスに読む絵本のおすすめは何、サンタクロースっているの?

クリスマス絵本・サンタ編

まもなくクリスマスですね。

子どもたちもみんな「もうすぐサンタさんがやってくる!」なんて、クリスマスを楽しみにしていることでしょう。

そんな子どもたちへのプレゼントの中に、絵本なんかはいかがでしょうか。

子どもも少しずつ大きくなるにしたがって、サンタクロースのことをもっと知りたいと思うことでしょう。

中には「サンタさんって、本当にいるの?」なんて疑いの目で見始める子もいます。

でもそんな子にも、「もう少しサンタクロースの夢を見させてあげたい」とも思いますね。

ここでは、そんなサンタクロースにまつわる絵本をいくつか挙げてみました。

参考になればと思います。

ただし、ネタバレの可能性もありますので、その際はご容赦ください。

  サンタ編、しかけ絵本編読み聞かせ編大人編
  赤ちゃん編幼児編園児編低学年編

スポンサーリンク

サンタさんって本当にいるんですか?

 <サンタクロースっているんでしょうか?:中村妙子・翻訳>

「サンタクロースって、いるんでしょうか?」
という8歳の女の子からの質問に、真面目に誠実に答えてくれた人がいました。
今から90年ほど前に、ある記者がアメリカのニューヨーク・サンという新聞の社説で答えてくれたのでした。

アメリカのベテラン記者が、会ったこともない8歳の女の子に、子どもの持つサンタクロースの夢を壊さないよう説明をしてくれています。
そして、人の持つ優しさに目を向けるよう促してくれています。

そして、「ただ、信頼と想像力と詩とロマンスだけが、目に見えない美しいものを見せてくれる」という言葉がありました。子どもだけではなく、大人へのメッセージでもあるのでしょう。

 <サンタクロースってほんとにいるの:てるおか いつこ>

本の題名通り、
  サンタクロースってほんとにいるの?
と疑問を持つ子供に
  サンタクロースはいるんだよ
ということをお父さんお母さんがさりげなく説明してくれるという形式です。

夏は何してるの? お金は? どうしてこないうちもあるの?
などのツボを押さえた部分の説明があり、お父さんお母さんのもやもやした気持ちをすっきりとさせてくれます。

お風呂の中での父と子の会話だったり、お母さんがコタツで年賀状を書きながら答えたりと、
お父さんお母さんの語り口で読めるこの本は、クリスマスを迎えるころに子どもたちに読み聞かせるにはピッタリです。

 <急行「北極号」:クリス・ヴァン・オールズバーグ>

クリスマスイブの夜、少年の家の前に急行列車が停まりました。
そして少年は列車に乗ってサンタの国に行きます。
するとそこには信じられない光景が広がっていました。
プレゼント第一号に選ばれた少年が欲しかったものは、
サンタさんのそりについている銀の鈴です・・・

読んでいる人に少年の心をよみがえらせてくれるストーリーが、
 「サンタさんは本当にいるんだ!」
ということを実感させてくれる、幻想的で温かい絵と物語です。
そして、
 「子どもだけに聞こえる鈴の音」
心から信じていれば、その音はちゃんと聞こえるということですね。

子どもだけでなく大人が読んでも心が満たされます。
クリスマスに読むのにピッタリな本です。

サンタさんってどうやってプレゼントを配るの?

 <だれもしらないサンタの秘密:アラン・スノウ>

我が子も大きくなるにしたがってそろそろサンタクロースの存在を疑い始めます。
そんな我が子に、もう少しサンタクロースの存在を信じさせてあげたい、
そんな親にとって格好の絵本です。
子どもが大きくなると当然のように湧いてくる疑問がたくさんあります。
  どうやってプレゼントを用意するの
  どうしていい子じゃないと来てくれないの
  どうしていい子かどうか分かるの
  どうやってあんなたくさんの子供に配ってるの
などなど、
相手が子どもだからといって、決していい加減な理由をつけたりしません。
大人でもちゃんと納得できるような、しっかりした論理と根拠を示してくれています。

スポンサーリンク

奇想天外でユーモアあふれる展開で、誰もが疑問に思っていた問題を解決してくれています。
秘密組織だったり巨大組織だったりと、ジェットエンジンが登場したり、
子どもよりむしろ大人の方が楽しめそうな絵本かもしれません。

これであと少しだけ、子どもにサンタクロースの夢を見させてあげることができるかも…

 <天使のクリスマス:ピーター・コリントン>

この絵本は140もの絵で構成されていて、文字がありません。
煙突のない家にどうやってサンタさんは来てくれるの?という子供からの質問に、絵だけで見ごとに答えてくれています。

小さな守護天使がサンタを誘導して、雪道をろうそくで照らしてあげたり、ろうそくの明かりでプレゼントのリストをひとつひとつ確認したりと、天使がサンタに協力してプレゼントを配っていました。

精密に描かれた美しい絵は、同時にとても温かくて、あっという間に絵本の世界に引き込まれてしまいます。

子どもたちも、「煙突がなくても天使がいるから大丈夫なんだ」、と安心して眠れます。

 <サンタクロースと小人たち:マウリ・クンナス>

サンタさんと小人たちが、一年かかって世界中の子どもたちのプレゼントを用意するおはなしです。
絵を見ているだけで楽しくなる、サンタクロースの説明書的な一冊です。
ページごとにサンタと小人たちが一生懸命プレゼントを用意している様子が細かいところまで描かれていて、
 こっちでこんなことをしている
 あっちにはこんなものがあった
 この部屋はこんな風になってるんだ
など、子どもたちには魅力いっぱいの絵がぎっしりと描かれています。

クリスマスにやってくるサンタさん、どこから来るの、おもちゃはどうやってそろえるの、そんなサンタクロースの謎を矛盾なく説明・解説してくれています。

プレゼント向きの一冊ともいえるでしょう。

サンタさんの話をもっと知りたい

 <クリスマスのふしぎなはこ:長谷川 摂子>

僕がクリスマスの朝、床下で小さな箱を見つけます。そこにサンタさんが見えました。
その箱を覗くたびに、出発するサンタさんや、森の中を走るサンタさんなど、
サンタさんが自分たちのところに来るまで、どんなことをしているのかがわかり、
サンタさんがだんだん自分の町に近づいてくるというあたりは、心をひきつけてくれます。
そして、ページをめくるたびにワクワクしてしまいます。

主人公は 「サンタを待つ男の子」 です。サンタクロースではありません。
「自分のところにも、サンタさんは来てくれるかな?」
とワクワクしながらサンタさんを待ちます。

 <あのね、サンタの国ではね…:嘉納 純子>

クリスマスには大活躍のサンタさんですが、
クリスマス以外のときは、いったい何をしているんでしょうね。
 サンタさんって
  どうやってくるの?
  いつも何してるの?
そんな子どもたちの疑問に答えてくれるのがこの本です。

見開きページごとに、1月から12月までのひと月ずつ紹介してくれます。
サンタさんやトナカイさんの1年のスケジュールが可愛らしく描かれていて、癒されますね。

副題として「サンタクロースの1年の暮らし」とあるように
 7月はサンタさんが世界中のよい子を探しに気球で出かけたり、
 10月にはサンタ会議で子どもたちにあげるプレゼントを決めたり
みたいな感じです。

読んだ子どもたちは
 サンタさんって、いっぱいいるんだね!
と楽しそうです。
でも、「サンタがよい子を探しにくるよ」と聞いて、ちょっと緊張してしまうかも?
クリスマスが待ち遠しくなってしまいそうです。

まとめ

これは単なる個人的な感想ですが、絵本選びに少しでも役立つなら嬉しいです。

その他

  絵本・サンタ編   サンタクロースっているの? 普段何をしてるの?
  絵本・しかけ絵本編 かわいい窓から、ポップアップアートの世界まで
  絵本・読み聞かせ編 たくさんの子どもたちにも読み聞かせをしてあげましょう
  絵本・大人編    大人が読んで、見てほろりとする絵本は
  絵本・赤ちゃん編  赤ちゃんも喜ぶ楽しい絵本は
  絵本・幼児編    入園前の字の読めない子にも、楽しく読み聞かせ
  絵本・園児編    少しずつひらがなを覚え始めた子どもたちに
  絵本・低学年編   小学校に上がっても、まだまだ絵本は大好き

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。