輸入盤DVDを購入する際の注意

輸入盤DVDを再生するとき、日本のDVDプレーヤーでは通常は再生ができませんので注意が必要です。

以下は私の知識の範囲内での話なので、責任まではとれませんのでご了解願ます。

★リージョンについて

DVDにはリージョンコードと呼ばれる地域コードがあり、基本的には、たとえば(日本の)リージョン2のDVDはリージョン2のDVDプレーヤーでなければ再生できません。

アメリカ・カナダはリージョン1なので、アメリカのDVDはリージョン1のDVDプレーヤーじゃないと再生できないということです。

ただし、リージョンフリーという概念もあり、リージョンフリーのプレーヤーなら、基本的にどのリージョンのDVDでも再生でき、リージョンフリーのDVDなら、基本的にどのDVDプレーヤーでも再生ができます。

たとえば、自作のDVDはリージョンフリーとなります。(ほとんどが)

リージョン(大雑把な表現です)

リージョン1 : アメリカ、カナダ…

リージョン2 : 日本、ヨーロッパ…

リージョン3 : 韓国、台湾、東南アジア…

リージョン6 : 中国本土

・ ・ ・

外国のDVDを購入したら一緒にその国のDVDプレーヤーも購入してしまえば、との考えもありますが、こんどはコンセントの形状が合わないなどのトラブルの可能性もありますので、もっとも望ましいのはリージョンフリーのDVDプレーヤ-かと思います。(ただし、ヨーロッパからの輸入の場合は、再生速度の違い(後述)も考慮に入れた方がいい場合も…)

また、ただしですが、まれにDVDの中にはRCEというプロテクト技術によって、リージョンフリーのDVDプレーヤーでは再生できないものもあるようです。

どのDVDがそうなのかは私には分かりませんので、独自に調べていただくしかありませんが、まぁ、大抵は大丈夫なんじゃないかと…

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★再生速度

動画を再生するのに、1秒間に表示するコマ数の違いで、毎秒25コマのPAL方式と、毎秒30コマのNTSC方式とがあります。(とさらに、SECAM方式と)

PAL  : 西ヨーロッパ、中国… (ただしフランスはSECAM方式も)

NTSC : 日本、アメリカ、韓国、台湾…

と、統一されていません。

なので、DVDプレーヤーの購入の際には、どちらの方式なのか、あるいはPAL-NTSC変換機能があるのか、などに注意する必要があります。

ヨーロッパのDVDを日本のDVDプレーヤーで再生しようとしたら、再生できなかった、などということもあるようです。

★再生するのがパソコンの場合

DVDプレーヤーではなくて、パソコンで再生する場合はどうなんでしょうか?

これはいろんな情報が錯綜していて、私には何が何だかよく分かりませんので、私が試してみて分かったことだけを書いてみたいと思います。

ということで、試したパソコンは日本のパソコンです。

なお、PALとNTSCの違いに関しては、私はやったことがないので分かりませんが、パソコンの場合はPALでもNTSCでも問題なく再生できるという情報が多いので、多分大丈夫なんだろうと思います。

すると、パソコンでの問題はリージョンが合っているのかどうか、という点だけになりそうです。

★USB外付けのDVDドライブを接続

コントロールパネル -> デバイスマネージャー
-> DVDドライブのプロパティ
-> DVD地域 タブ

ということで、最初はリージョン2(地域2)となっていて、残り変更回数は4(あと4回変更できる)となっていました。
これはもしかしたら、私が最初に日本のDVDを利用したのでリージョン2となって、残り変更回数が4になったのかもしれません。(全部で5回変更できるとのこと)

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これを、アメリカのDVDを再生するため、「米国」を指定すると、新しい地域が「地域1」となりますが、DVDを挿入しないまま[OK]をクリックしても、リージョン(地域)は変更できません。
多分、必要以上に変更しないようにとの親心なんでしょう。

DVDを挿入してから、先ほどのリージョン(地域)の変更を行うと、下の画像のように、

地域1
残り変更回数 : 3

となって、地域は1になりましたが、あと3回しか変更できなくなりました。

何はともあれ、これでアメリカのDVDも再生できるようになりました。

★このUSBのDVDドライブを、別のパソコンにつなげたら

先ほどのパソコンはWindows8でしたが、こんどはWindows7のパソコンのUSBにつなぎ直して、コントロールパネル・デバイスマネージャー・DVDドライブのプロパティ・DVD地域タブを表示すると、何と、

地域1
残り変更回数 : 3

となっていて、先ほどのWindows8のパソコンでの設定内容がそのまま引きつながれていました。

でも、これでWindows7のパソコンでもアメリカのDVDが再生できるようになり、同時にもともとあった内蔵のDVDドライブの方を使うことで、日本のDVDも再生できました。
結果的に、Windows7のパソコンではDVDドライブを分けることで、日米どちらのDVDも再生ができました。

ところで、いろいろやっているうち、…

再生ソフトとして「VLC media player」というソフトを利用して再生したら、なぜかリージョンが違っているDVDが再生できてしまいました。理由は分かりません。

また、ブルーレイディスクの場合はリージョンがまた違いますので、ご注意ください。(日本とアメリカのリージョンコードが同じようです)

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