誰か人にものを聞くことって、結構ハードルが高かったりしますね。
人に聞くのが怖かったり、嫌いだったりする人も結構いたりします。
でも、どうなんでしょう?
人に聞くことって、あんまりよくないことなんでしょうか?
これ、私の経験の中での話なんですが、
「人に聞くことは、いいこと」
なんじゃないかな、なんて思っています。
先日、体育館に行ってトレーニングをしてきた時のこと。
いつものように、ストレッチをしてから、脚の筋肉用のマシンでトレーニングをしました。
そしたら、前のほうで、私とあまり違わなそうな歳なのに、結構逞しそうな男性が、元気に腕のトレーニングをしていました。
怖そうな人ではなかったので、ちょっと声をかけてみました。
「失礼ですが、おいくつですか?」
男同士では、そうそう見知らぬ人に声をかけることは少ないのですが、歳と共に私もだんだんずうずうしくなってるようです。
相手の男性は、少し驚いた顔をしたのですが、すぐ
「56ですよ。」
私
「50歳を過ぎると、もうそれ以上筋力はつかない
と言ってる人がいましたが、どう思いますか?」
と聞いてみました。
そしたら、すぐに返答が返ってきました。
話の途中で分かったのですが、その人は、この体育館で以前はトレーナーだったことがある人でした。
どうりで逞しい体。
その人が言うには、
「男性は、まだがんばれば筋力は付いていきます。
ここに~~筋があって、 こっちには~~筋があって、・・・」
と説明が続きました。(よく覚えていません)
さらに
「筋力は付くのですが、骨のほうが問題です。
骨が年齢とともにもろくなりやすいので、
食生活に気をつけることが重要です。
いまからは、筋力をつけるよりは、現在の筋力の維持と持久力
に気をつけたトレーニングのほうがいいと思います。」
と言ってくれました。
こんなところまでの説明と返事は期待していなかったのですが、予想を大きく超えた返事、答えが返ってきてしまいました。
こちらとしては、少しからかい半分の気もあったのに。 ・・・(失礼)
そしてさらに、
私
「2~3ヶ月前から、左足の骨の甲あたりに少し違和感を
感じているんですが、やっぱり骨がもろくなってきている
ということなんでしょうかね。」
医者でもない人に聞いても仕方がなかったのですが、成り行きで聞いてしまいました。
朝起きたときや、立ち上がろうとした時など、右足で立つときはなんともないのに、左足で立とうとすると、痛みを感じそうになったのです。まだ痛いというわけではありません。
そして、立って歩き始めるとあったまるせいか、忘れてしまいます。
2箇所の病院の整形外科で左足の診察を受けてみたのですが、どちらも、
「別に何ともないですよ」
で終わってます。
でも、さっきのトレーナーさんは、
「それなら10分でもいいから、ウォーキングがいいですよ」
とのアドバイスをしてくれました。
病院では何も言われなかったのに。
よく誰かに質問をするときに感じることですが、かなりの場合、最初の期待を大きく超えた返答(情報)を貰えることがあります。
なので、誰かに何かを聞くというのは、結構得をすることが多いのかな
なんて感じています。
ところで、
人にモノを聞いた時、
喜んで教えてくれる
時と、
自分で考えろ!
なんて、怒られてしまう時など、様々かと思います。
これ、どうやって判断したらいいんでしょうね。
もっとも、考えて分かることなら、聞く前に考えて、どこが分からないのか(あるいは、何をどう考えたらいいのかが分からないのか)を聞くようにした方がいいとは思いますが、
世の中、考えても分からないことって、たくさんありますよね。ネットで検索すれば済むようなことばかりじゃありません。
そんな時なんですが、
思うに…
怒られやすい時というのは、
・相手が忙しい時
・相手が知らないことを聞いた時
・こちらの聞き方が横柄だった時
・相手が自分に教える役だった時
・・・
で、反対に喜んで教えてくれそうな時というのは
・相手が手持ぶさたな時
・相手が良く知っている内容の時
・こちらが頭を下げて聞いた時
・相手との上下関係がない時
・・・
あたりが思いつきます。
あとは、相手に聞いた内容とちょっと違った答えで、しかもあいまいな時っていうのは、
実は相手もよく知らなくて、だけど「知らない」とは言いたくない、なんていうことも多いですね。
こんな時は、あまり深く追求するのはよしましょう。
ケンカになっちゃうかもしれませんよ!