ときに言い間違いも、役に立つ

何かを説明する時、とちったり、言い間違えたりすることって、やっぱり格好悪いですよね。

できれば間違えずに、しっかりと話したいと思うのが常かと思います。

あんまり間違えたり、つっかえたりしながらの説明だと、何を言ってるのやら分からなくなっちゃいますよね。

でも、

   ちょっと待ってください!

間違いって、本当に悪いことばっかりなんでしょうか?

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ある日、私が受講していた放送大学の教科書の「正誤表」が届きました。

何だろうと思って見ると、そのころちょうど試験の準備で読んでいる最中の科目(認知心理学)の教科書でした。

訂正があったのは、教科書の後ろの方でしたので、まだまだそこまでは読んではいませんでしたが、とりあえず正誤表のところを見てみました。

見ると、私なんかがさりげなく読んだら、訂正があってもなくても、あまり理解には影響がなさそうなところではありました。(読み方がずさん?)

でも野次馬根性から、ちょっと興味が湧いてきて、先生、いったい何をどう書き間違えて訂正したんだろう? なんて、そのあたりを少し時間をかけて読んでみました。

で感じたのは、

もし正誤表がなければきっと ここでの文章を流れるように読み、流れるように頭から消え去ったに違いない、ということでした。

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そう言えば、セミナーや講義なんかを聞いていると、よく眠くなってしまうことも多いんですね。

が、時々、講師の方が言い間違えたりつっかえたり、かんでしまったり、なんていうこともあります。

聞いている、こちらの頭が ややおぼろになった頃に、先生が突然言い間違えて訂正する、その訂正がうまくいかなくてまた訂正する、それも失敗して、冷や汗をかきながら ゆっくりと言い直して、こんどはちゃんと言えた、なんていうこともあったんですね。

そうすると、おぼろ頭だったこちらの頭が突然冴えてきたりします。

 え! 何をどう間違えたの?
    あっ! 面白い!

なんて、野次馬根性丸出しです。興味津々でさらに頭が冴えてきたりもします。

健康体操のやり方を説明してくれた先生の場合も、

  「右手を前に出して、
    左手を手前に持ってきて、
   こんどは右手を前に…
    あれっ? いや違う! ・・・」

すると、聞いている生徒から

  「先生、こうじゃないですか。」

なんて、助けが入ったりします。

でも、こんな感じの先生の説明の方が、よどみなく話してくれた先生の説明よりも よく分かったような気がしたのは気のせいでしょうか?

そう考えると、今回の正誤表 「そろそろ読まないとやばい」 と思って読み始めた、絶妙のタイミングでの到着でした。

心理学の先生、さすが!! なんて感心してしまいました。

でも、やっぱり偶然か?

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