聞き上手はいいことだ、ということで聞き上手になった人でも、
聞き上手は疲れる
という人がいますね。
分かり切った話をだらだらといつまでも続けられていると、聞いている方がぐったりしてしまう、なんていうこともよく聞きます。
聞き上手って疲れるものなのでしょうか?
そんなに大変な、疲れる思いをしてまで聞き上手になる必要なんて、あるんでしょうか。
頑張って聞き上手に努めている人にとってはなかなか難しい問題のようですね。
ここでは、仕事上の話などではなく、どちらかというと雑談や相談での聞き上手を考えたいと思います。
聞き上手は疲れるのでしょうか
聞き上手というほどなので、相手の人が話すことを聞いているというのが基本のパターンですね。
相手の人の話に相づちを打ちながら聞いてあげたり、アドバイスをしてあげたりしてるうちに、あなたは周囲から聞き上手な人、思いやりのある人と言われたりすると、周囲の人からの相談を無下に断りにくくなってしまいますね。
いきおい、他人の愚痴などを延々と聞かされたりして、疲れ果ててしまうことが増えてきてしまいます。
でもアドバイスが適切で、結果相手の人から感謝されたりすると嬉しいこともあり、少しでも相手の人が癒されるならと、また相手の人の愚痴を聞くことが多くなります。
でも、こんな「聞き上手」を、本当に続ける必要があるんでしょうか。
というか、続けることはできませんよね。
そして、これが本当の「聞き上手」なのかというと、何だかちょっと違うようにも思えます。それは
単なる聞き役
あるいは聞かされ役なのかもしれません。
愚痴を聞かされる
という「被害者感覚」だったり、
聞いてあげる
という、「してあげている感覚」という感覚があるとしたら、どうしても疲れはたまる一方のように思えます。
きっと本当の「聞き上手」というのは、そんなに疲れるものじゃないでしょう。確かに話を聞いていれば疲れはしますが、どちらかといえば「心地よい疲れ」に近い感じじゃないでしょうか。
本当に疲れてどうしようもなくなるようなら、思い切って「聞き上手」は終わってしまった方がいいでしょう。
いずれ相手の人にもあなたにも不満がたまってしまい、良くない結果になりそうです。
本当の聞き上手ってどういうこと
本当の聞き上手な人って、そんなに疲れることは少ないはずです。
「聞き上手」とは「思いやり」ですよね。
相手のことを思って、相手のことを想像して、相手に共感するというところにあります。
きっと映画やドラマを見ていて、その主人公の世界に入っていくような感覚もあるんだろうと思います。
ちなみに、このブログを書いている私は、以前から比較的楽に人の話を聞くことができました。
誰かと二人で話す場面などでは、相手の世界にお邪魔してしまうという感覚で話を聞いてしまいます。
なので、比較的相手と一緒になって喜んだり悲しんだりする、といった感覚です。なので、どっと疲れを感じてしまうなどということは、めったにありません。
ちなみに、
愚痴などのような辛いことを聞くこともありますが、反対にうまくいったことや成功したことなんかを話してくれることも、もちろん大いにあります。
そして、幸福学という中では、この「一緒に喜ぶ」ということがカップル長続きの秘訣だ、という話があります。
人は、悲しいことがあった時に話を聞いてくれる人よりも、いいことがあった時に真剣に話を聞いてくれる人の方が少ないようです。
そしてまた、周囲の誰にでも「聞き上手」でいるということも、実際は難しいのじゃないかと感じます。
この人とこの人には
聞き上手でいよう
という、相手を選ぶことも必要なんでしょう。じゃないと、自分が疲れてしまいそうです。
話の長い人の話を終わらせるには
終わらせるとはいっても、ばっちりと言えるほどの名案があるわけではありませんが…
・話し中に時々時計を見る
・コートや上着などに手をかける
だとか、
・ちょっとつまらなそうな顔をする
・相づちで、結局〇〇ですね、
と先回りして答える
(お笑い芸人さんを参考に)
・はっきりと「聞くのは疲れる」と言う
なんかはいかがでしょうか。
あまり波風を立てない範囲で知恵を絞ってください。