人間って何だ!・本能の世界

現在の生物はすべて生命38億年の進化の結果だと言われていますね。

人間もその例外ではありません。

そしてそれは身体だけではなく、本能や脳も進化の結果として出来上がりました。

生命30億年の悠久の時を経てようやく一つの細胞としての機能ができあがり、

その細胞が8億年の歳月を経て、いつしか何兆個もの細胞の集団となり大型化しました。

そしてその結果、

  身体ができ、

同時に、その身体を操作するための

  本能ができ、

さらに身体には

  脳ができ、

この脳の働きで、本能をより強力に支援する

  記憶と思考

という、知的活動の基礎が出来上がりました。

そして、たくさんの種類の動物の中で、人間が王者として君臨する結果となりました。

さぁ、

  人間って何だ!

このブログでは、人間って何?、を本能の観点から考察したいと思います。

  (注.ここでの内容は個人的意見です)

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本能と感情の誕生

複数の細胞と脳を持つ動物の誕生により、

  身体 と 本能

が生み出されました。

本能とは

  無条件に こうしたい、
  こうはなりたくない、

という欲求と感情のことです。

それに対して、

  お金が欲しい!

というのは、

  お金があれば
   いろんな本能を満足
   させることができる

ということを、生まれた後で

  学習

した結果なので、本能ではありません。学習の結果です。

また、たとえば「食欲」は本能です。何も食べないでいれば、「食べたい!」という欲求が起きます。これは無条件です。

そしてこれらは、たとえば進化の過程で、

  食料として適しているものを
  「美味しい」と感じる種

  食料として適さないものを
  「美味しい」と感じる種

の二つの種が発生したならば当然のように、食料として適さないものを「美味しい」と感じる種の方が早々に絶滅したであろうことはすぐ分かります。

また、

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  羽ばたこうとする鳥

  羽ばたこうとしない鳥

がいたら、羽ばたこうとする鳥の方が生存の確率が上だったことも簡単に想像できます。

あるいは、

  産まれてしばらくは
   動かない馬の種

  産まれてすぐに起きて
   走ろうとする馬の種

があったら、産まれてすぐに起きて走ろうとする馬の種の方が生存に有利だったことも簡単に想像できます。

そして人間もこんな風にして、身体も本能も進化してきた動物ですね。

特別と言われる人間も、その成り立ちは他の動物とほとんど同じです。

顔があって、眼があって、口があって、心臓があって、食べて、寝て、歩いて、子どもを産んで、…

大きな音に驚いて、動くものには注意を引かれ、落ちる事には恐怖を感じるなど、他の動物とほとんど同じです。

人間が他の動物と違っているのは、脳がとても発達して

  とても優れた知性

が誕生したことだと言われます。

ですが、知性だけではありません。それ以上に、知性の元となる

  とても優れた本能

も獲得されました。

たとえば、

  好奇心

  教えたい

  考えたい

  工夫したい

  仲間を助けたい

などたくさんあります。ネアンデルタール人との本能の違いも大きいものがあります。

  (ネアンデルタール人絶滅の理由)

「生命大躍進」という番組で言われた、進化による大変化は

  「眼」の誕生
  「母の愛」の誕生
  「知性」の誕生

の三つがありました。

このうち最初の二つ(眼と母の愛)とは他の動物でも言えることですが、「知性」の誕生は人間に特に多く現れました。

現在、人間には「母の愛」の本能だけでなく、膨大とも思えるほど種々の本能が組み込まれています。

これらの本能を少しずつ解き明かすブログにしたいと思います。

  (人間って何だ! 人工知能との違い)
  (快を求めて 苦を避ける:動物の本能)

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