人はみな、あまのじゃく

人は誰でも、何故かあまのじゃくの資質があるようです。

以前、100分で名著という番組で、「歎異抄」をやっていました。

「歎異抄」は たんにしょうって読みます、余計なお世話とは思いますが。

録画してみたのですが、というか、

そもそもどうして録画しようとしたのかというと、だいぶ前ですが、ネットである人と会話をしていたら、その人が何故か

  「歎異抄だけは読まないでください!」

なんて私に言ったからです。

それまで歎異抄なんて知らなかったのですが、それ以来妙に気になって録画した上、本も500円のを買いました。

テレビでも取り上げていたことですが、その番組の中では、歎異抄では

 「善人でさえ往生できるんだから、
  悪人ならなおさら往生できる」

ということを言っていました。

きっと あの人が「歎異抄だけは読まないでください」なんて言わなければ、多分私は歎異抄に興味を持たなかったと思います。

あまのじゃくなんですね。

でも、こういうあまのじゃく的な考えは 私だけのものではないようです。

「影響力の武器」という本の中でも紹介されていましたが、

  「恐るべき2歳」

として知られる2歳児で、早くも「あまのじゃく」? の傾向があるらしいです。

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24ヶ月の月例の男の子の実験で、2つのおもちゃが

  一方は近くにあり、

  もう一方は障壁の反対側にある

とき、多くの子供たちが障壁の向こう側にあるおもちゃに向かって行ったそうです。

障壁がない時は、どちらのおもちゃも 好みの差は見られなかったとのことでした。

そしてこれは、こころだけの問題ではなくて、体もそのようです。

私が月に1回ぐらいで行っている治療院の先生は、患者さんの体を押す時に、

  「静かに押す」

と言っていました。

普通に押してしまうと、人の体は防御反応が起きてしまい、押した効果がなくなってしまうとのことでした。

なので、最初はそっと触る程度から徐々に力を入れて行く、と言っていました。

そうすると、体が騙されて防御反応が起きないのだそうです。
(その先生が発見したそうです)

人は、体も心も、自分の自由意志で何でもやりたいんですね。

逆に自由意志が制限されると、急にその制限に抵抗したくなる、という気持ちが小さな子供のころから既にあるようです。

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