ありがとうございましたの意味もいろいろ

私も外に出ると、いろんなところで

  「ありがとうございました」

と言われることがあります。

コンビニにもよく行きますので、最後にはたいてい「ありがとうございました」と言われます。

でも、この「ありがとうございました」にもいろいろありますね。

   感謝を感じる

   嬉しくなる

   何も感じない

   うっとうしい

など、いろんな「ありがとうございました」があります。

あと、「ありがとうございました」と「ありがとうございます」の違いでも気になったことがありました。

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同じありがとうございましたなのに

自動販売機で何かを買った時にも「ありがとうございました」の声が聞こえてきます。でもこの時の「ありがとうございました」はまったく嬉しくありませんね。きっと私だけじゃないと思います。

お寿司屋さんなんかに入った時は、

  いらっしゃいませ~

そして帰る時

  ありがとうございました~

と元気な声が聞こえてきます。明るく元気な声はそれだけでこちらも明るくなったような気がしてきて、気持ちいいものですね。でも特に感謝されていると言った感じは、私は正直しません。

場所によっては店から出るときに、きれいなお嬢さんが腰を45度に曲げて、

  ありがとうございました

と言ってくれるところもありますね。これはこれで悪い気はしないのですが、私の場合は特に嬉しいということもありません。

どうしてなんでしょうか?

これ、きっと

  感情が

  こもっているかどうか

にありそうに思います。

たとえばコンビニでレジを済ませて帰ろうとするとき、店員の方が

  横を向いて
  「ありがとうございました」

というのと、

  私に向かって
  「ありがとうございました」

はずいぶん印象が違います。自分に向かって言われた方が、俄然インパクトが強くなります。

  もしかして、この人に
  本当に感謝されたのかも…

なんて感じてしまいます。さらにちょっと笑顔気味で言われたら、なんだか「最高」って思っちゃいますね。

こんな

  人と人との交わり感

は幸福学白熱教室でも「幸福の条件」として挙げられています。

  「幸福のレシピ・人との交わり」

お客の立場の人が、店員の人にニコッと笑って「ありがとう」ということで、お客の人自身の幸福度が上がるようでした。当然、逆も言えるんだろうと思います。

店員の人もお客様に素直に

  「ありがとうございました」

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と言えれば、きっと店員の人自身も気持ちよくなれそうな気がしますし、お客様も増えそうな気がします。

そう言えば、会計を済ませて店を出るとき、

  ありがとうございました

と言われるのは気にならないんですが、ときどき

  ありがとうございます

と言われることがあります。私の場合は気にし過ぎかもしれませんが、「店を出ること」を感謝されているような、つまり「早く帰れ」と言われたような気持ちになることがあります。

お店の良し悪しのポイントは人の感じよさ

もう数十年も前の話ですが、商店街でどのお店を選ぶかの基準の最も大きなポイントをアンケートで調査人の話を聞いたことがあります。

その人の話では、いちばんのポイントは

  店員の感じよさ

だったそうです。そして教えてくれたのは、ちょっと極端な例ではありますが、

  ある人がこの街に引っ越してきて
  初めて地元の商店街に行った時の話です

  肉屋さんに入り、いろんな肉を見て
  これにしようと店主の人に声をかけようとしたら

  店主さんは馴染みのお客さんと
  話し込んでいたのでちょっと待ちました
  その間は他の肉を見ていました

  ところがいつまでたっても、店主さんと
  馴染みのお客さんとの話が終わりません

  早く終わらないかな! と思っていたら
  突然、店主の方がこちらに向かって

  「お客さん! ウチの肉は
   そんなに長く品定めしないと
   買えないんですか!」

  と、どなられてしまったとのことでした

  急いでその店を出て、以後
  その店だけじゃなく、その商店街に、
  二度と行くことはありませんでした

これは極端なちょっと悲しい出来事ではありますが、こうなるととても商品の質がいいか悪いかなんかの問題じゃないですね。

感じよさのポイントはなんでしょう

きっと「ありがとうございました」の言葉に感情が込められているのかどうかが大きな違いになるのだろうと思います。

多くの場合、「ありがとうございました」の言葉は、「そう言えと言われたから言っただけ」だったり、「礼儀としてそう言うものだから言っただけ」が多いんじゃないかと思います。

本当にお客様にありがたいという感謝の気持ちから「ありがとうございました」と言うことは、比較的少ないように思います。

ということは、

  本当にお客様に感謝をする

という気持ちが持てればいいんですね。

知り合いのある人(会社員の人)が、こんな面白いことを言っていました。

  「給料というのは、
   実はお客様から貰っているんだ!」

たしかにそうですね。お客様がいなければ会社は成り立たない。会社が成り立たなければ自分の仕事も給料もなくなってしまいます。

いい会社なら本当にそうですね。

ここは

  想像力

をいっぱい働かせて考えてみると、お客様に心の底から

  ありがとうございます

という気持ちになれるかもしれません。店の繁盛だけではなくて、互いの幸福にも役立ちますね。

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