私が聞いた言葉の中で、ちょっと違和感を感じてしまった言葉がありました。
それは
「作ってくれた人に感謝をしなさい」
という、作ってくれた人の言葉なんです。
たとえば、夕食を作るのっていうのは、とても大変なことなんですよね。
何と言っても
今日の献立を考えて
材料を揃えて
今日使う分と明日以降に残す分と
を分けて ・・・
こんな風に、ひとつひとつの作業を考えていくと、なんて大変なんだろうって思ってしまいますよね。
<!–more–>
テレビドラマなんかでも、夕食時、お母さんが子供たちに
「作ってくれた人に感謝をしなさい」
と教えているのを見て、私も「うんうん!!」と、納得しながら見ていました。
でも、ちょっとあまのじゃくな私は ここで少し考え込んでしまったんです。
この
「作ってくれた人に感謝をしなさい」
って、子供たちはちゃんと理解できるんでしょうか?
もしかして
でも 「感謝する」ってどうやるの?
「いただきま~す」 って、
元気に言うことなのかな?
なんて考えたりしてるのかもしれませんよ。
思うに、
子供たちに 「感謝しなさい」 と教えるよりも 親が手本を見せてあげた方が
子供たちにはよくわかるような気がします。
お米や野菜を作ってくれた人に、
あっちにこっちにと運んでくれた人に、
小分けして売ってくれた人に、 ・・・
親が感謝する手本を見せてあげれば、子供たちはすぐ真似をするという気がします。
人間は真似をする動物ですから。
ひとりごとでした。