夫婦のすれ違いが毎日の生活の中で起きる、その原因の一例と気持ち

最初はアツアツだった夫婦も、3年も過ぎると、だんだん当初の熱も冷めてしまい、

俗に言う

   三年目の危機

なんて言われたりもしますね。

最初はちょっとしたすれ違いだったはずが、だんだん大きくなって、

いつしか、

   元に戻ることが難しい、

なんていうことも多いんじゃないでしょうかね。

ここでの話は、私が知った、ある経験話です。

あくまで、単なるひとつの例で、

いつも、これが原因ですれ違いが起きる、なんていうことじゃぁないですので、誤解のないよう、お願いしますね。

そして、これは私もそうですが、

   男性の目線

で捉えた、すれ違いの原因の例のひとつです。

こんなすれ違いもある、という

ひとつの例として、参考になればと思います。

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夫婦のすれ違いが毎日の生活の中で起きていた例

ある日 たまたま30代の男性2人と私で話したことがありました。

男性2人は結婚して数年、どちらも妻の両親に近い場所に住んで、

妻の両親との交流が頻繁でした。

ここで2人の男性から、ほぼ似たような愚痴を聞かされてしまいました。

その内容は おおよそですが、2人とも

  私は結婚して
  妻の家の近くに住んでいます。

  妻が買物に行くときは
  私が運転して連れて行きます。

  妻の親も一緒に連れて行って欲しい
  と言われ、一緒に連れて行きました。

  今では 買い物に行くときは
  当然のように私が運転して
  妻と妻の親とで一緒に行きます。

  妻の親に親切にすることには
  決して不満はないのです。

  気になるのは私の両親です。

  私は今、他人と他人の親に
  こんなにも親切にしている。

  でも 自分の親に 今まで
  こんなに親切にしたことが
  あっただろうか。

  私はいま 自分の親に対する罪悪感で
  悶々としています。

すると当然のように

 ・では
  あなたのご両親にも優しくすることを
  奥さんにもお願いしてみたら?

という疑問が湧きます。

もちろん、妻にお願いをしたことがあったそうです。

すると 妻からの返事は

  私は あなたの親と一緒にいると
  気を使ってしまい 楽しくない。

  でも 私の親と一緒の時は みんな楽しい。
  だから このままでいいではないですか。

とのことだったそうです。

結婚して何年目かは聞きませんでしたが、

おおよそ、3年目ぐらいに思えました。

私は男なので、男性からの視点は分かるような気がします。

私が 妻と妻の親に一生懸命親切にしてあげれば、

今度はきっと妻が、私と私の両親に優しくしてくれるに違いない。

でも

   期待通りにはなりませんでした。

たった一人で、悶々と苦しむお父さん、

身につまされるものがあって、なかなか、心が痛んでしまいました。

そしてこんな話は、他にもずいぶん多そうな

気がするんですが、

あんまり、こういう話は、表立って聞きませんね。

きっと、お父さんは、こういうことは、あまり口には出せないんでしょうね。

私にも、とても口には出せませんので、何となく分かります。

夫婦のすれ違いの原因は、この例では何だったのか

どうしてこんなことになってしまったんでしょうね。

ここからは、私の勝手な解釈になりますが、

ちょっと、考えてみたいと思います。

そしてこれは、男性の視点からの考えです。

(私が男性なので…)

あくまで、私の

   勝手な想像

なので、そのつもりで読んでやってください。

この彼、きっと

   優しい彼

だったんでしょうね。

彼女ができて、彼女にとても優しくしました。

とても優しくて、彼女に何かをお願いされてしまったら、何でも言うことを聞いてあげました。

彼女のお母さんとも会い、

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彼女のお母さんにも、とても優しくしてあげて、

お母さんにもとても好かれました。

いつしか、彼女の両親の家の近くに住み、

彼女が買い物に出かけるときは、彼女のお母さんも一緒に、

車で連れて出かけるようになっていました。

彼は、彼女のお母さんにとっても、とても大切な人になっていて、

みんなにとって幸せな家庭が出来上がっていました。

   ところがある日、

彼が実家に帰りました。

そして、そこで目にしたのは、

   年老いた両親の

   寂しそうな顔

でした。

   大切な息子が、

   遠くに行ってしまった

   そして、よその家の家族に

   なってしまった。

   もう、自分たちのところに

   戻ることは

   ないかもしれない!

口には出さなくても、こんな思いを

ひしひしと感じた彼は、考え込んでしまいました。

   そう言えば、僕は今まで

   親のことなど、そっちのけで

   好き勝手なことをしてきた。

   僕を育ててくれた親に、

   僕は何かをしてあげたことが

   いままで、あっただろうか?

   いや、

   なんにもしてあげたことなどない。

   それなのに、いま僕は

   他人と、他人の親に対して、

   あんなに親切にしているんだ!

   僕は、

   なんて親不孝ものなんだ!

罪悪感、無力感、情けなさが、

突然彼を襲ってしまったようでした。

彼は、急いで彼女に、彼の両親に親切にするよう、聞いてみました。

でも、時すでに遅しです。

彼女からすれば、

彼の両親のところに行くのは気が滅入ってしまい、

あまり楽しくありません。

なのでつい、ちょっとした諍いも起きてしまいます。

反対に、彼女の実家ではみんなとても楽しく、家庭もうまくいってます。

彼の実家を訪問する、という冒険はできれば避けたいところです。

そうこうするうちに、

彼がだんだん元気がなくなっていくのを感じ始めました。

買い物に行っても、以前ほど楽しそうな表情を見せなくなり、

家族とも、次第に距離を置くように見え始め、思い悩んでいる様子です。

こんな彼を見ている彼女は、

  「以前は、あんなに優しかった彼が

   どうしてこんなに

   人が変わってしまったんだろう?

   会社で何かあったんだろうか?

   それともどこか、体に悪いところが

   あるんだろうか?」

なんて不思議で仕方がありません。

以前の楽しかったころを思い出して

また、家族での買い物やお出かけに彼を誘ったりして、

いろいろやってみても、なかなか思い通りにはなりません。

そのうち、彼女の方が彼にきつく当たり始めていました。

夫婦のすれ違いは、互いの気持ちが理解できないこと

こんなストーリーが現実になるとき、

きっと、とても優しい男性の場合なんだろうと思います。

男性の優しさとは、たとえば彼女のお母さんから

マフラーをプレゼントされた時、

   嬉しそうにマフラーをして

   一緒に買い物に出かける

という形で優しさが表れるんだと感じます。

もしこれが、自分の親からだったら

  「いらねーよ!」

になってるかもしれなくても、ですね。

なので、彼女からすれば、

彼が嬉しそうにマフラーをして、買い物に出かけても

彼女の方が親切にされた、なんて思わないんでしょうね。

でも、彼からすれば、

   自分が、こんなに一生懸命

   彼女のお母さんに

   優しくしてあげているのに…

という気持ちですね。

こんなところからも、徐々にすれ違いが

起きてしまうんですね。

まとめ

これは私が実感した、すれ違いの、ひとつの例に過ぎません。

でも、

   優しい彼

の場合は、こんなことが起きてしまうかもしれませんので、

ご注意を!

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